2015年5月29日金曜日

新聞の社説 重症障害児ケアについて、私も同感です

医療ネタです。

医療資源のことを書こうと思ったら、Facebookに表示された記事のなかで気になることが。
「毎日新聞の社説:重度障害児ケア 孤立する家族を救おう」

文頭に「人工呼吸や人工栄養など医療ケアが常時必要な重症障害児が増えている。新生児集中治療室(NICU)は大幅に不足し、保育所も受け入れないため、自宅で孤立しながらケアしている家族が多い。」

実際に現在小児領域の治療を受けている患者さんから、訪問リハビリテーションの相談を頂いています。先日、ご自宅へ情報収集をかねてご挨拶で伺った際に、地域の医療の現状を聴きました。
利用できる医療・福祉サービスが少ないことを実感しました。

私に何ができるかな・・・
自分が得意な分野として、在宅人工呼吸や在宅酸素に関係する領域。

はじめから大きなことはできませんが、まずは地域の現状把握。
近い将来、リハビリセンターが出来た時に、呼吸リハビリで外来通院。 通院困難な場合には、訪問リハビリテーション。ん?このイメージだと必要な職種は理学療法士さんや作業療法士さんになるな(^^;
いずせにせよ、今の体制では対応できる患者さんの数に限りがあり、提供できる医療サービスが断片的です。ワンパッケージ化するには、もう少し時間が必要です。


もう少し時間が必要な理由の一つに人材が足りません(^^;
詳しくは、もう1つ記事書きます。


  

2015年5月28日木曜日

5月病ではありません(笑)

独り言です。

ふと、、、ブログを更新していないことに気がつく(^^;
Facebook側は更新していますので、私を発見した方は、メッセージを送って頂ければ幸いです。

さて、更新が停滞しているのは5月病ではありません。

そもそも この歳になると、あれ?これがもしかして5月病?と思った頃には6月になります(笑)

現在 6月にある講義のための資料作成と溜まったデジタルカメラのデータ整理に追われています。デジカメのデータ整理なんて、あぁ~貯めなきゃよかった。結果として溜まってしまった。しかも、子供の遊びまわる様子を「連続撮影」なんてしたもんで、似たような画像ばかり。無駄にパソコンの容量を圧迫しています。

来週からは臨床ネタも溜まっているので、小出しします。



2015年5月10日日曜日

【続】人工呼吸器の回路点検は、手で触れるべし 

医療ネタです。

さて育児をしている皆様。3時のおやつの時間です。子供たちがテレビとおやつに夢中になっている時間帯に、私はちょっと作業中です。


さて、以前2015/3/16に初心忘れるべからず 人工呼吸器の回路点検は、手で触れるべし
こちらを記載しました。

目視点検だけでは分からないのが、リユーザーブル回路の劣化です。やはり、触れて硬さを感じるしかありません。
写真手前は新品回路。奥に写っている回路は劣化が始まった回路です。見た目では分かりません。

人工呼吸器の回路は手で触れて異常がないか確認するクセをつけましょう。
 
あっ 新卒の臨床工学技士のみなさま 5月病にならずに、まずはこの1年を駆け抜けて下さい。

 

2015年5月9日土曜日

おすすめアプリ「医療スタッフツール添付文章検索」

医療ネタです。

日付が変わってしまいましたが、昨晩は講習会の世話人会でした。夏に開催される講習会に向けての会議です。特別講演が1枠、一般演題が3枠の予定で調整中です。医師、歯科医師、看護師、薬剤師など多職種が集まる講習会です。

そんな世話人会の中で、薬剤師の方と話をしている最中に、薬剤性の便秘の話になりました。そんな時に、薬剤師さんがスマートフォンからポチポチと操作。「その薬剤は、○○ですね」。

いいアプリがあるんですと紹介を頂きました。
「医療スタッフツール 添付文章検索」
・医療用医薬品添付文章検索
・一般医薬品添付文章検索
・体外診断薬添付文章検索
・医療機器添付文章検索
、、、



えっ 医療機器添付文章も見れちゃうの?
見れました。

このアプリ 凄すぎる!! しかも無料。


思いつくままに検索してみましたが、検索できました。

 悔しいので、検索で出てこない医療機器を見つけてやろうと思い、、、頭をひねって思い出したのが、「アニメック」。経腸栄養加温器です。そう言えば、新人の頃は、アニメックが暖まらないトラブルで良く呼ばれたものです(^^;





2015年5月6日水曜日

フィッシングパークでの釣り 15時からの格闘

子供ネタです。

今日は子供の日。小さなお子さんがいる親のみなさん・・・お疲れ様でした。我が家も例外にもれず・・・子供の日を全力疾走しました。

今日のネタたは、フィッシングパークでの奮闘です。お時間がある方は、お付き合い下さい。

地元のフィッシングパークに行くなんて、何年ぶり?既に記憶が曖昧です。営業時間が17時までなのですが、到着したのは15時過ぎ。実質、1時間45分の勝負です。


費用は1竿 2400円(税込)。餌は別売り。1竿につき8匹まで釣り上げることが可能。釣り針の交換は150円(確か5本入り)

こちらは、私達夫婦に、子供2人。私の両親の合計6人パーティーです。私達夫婦、そして私の両親も渓流釣り、海釣り共に経験者。夕方の時間帯だったこともあり、竿は1本で分でお金を払いました。

当初のもくろみは、フィッシングパークという釣堀で、あまりに早く魚が釣れて、子供達が飽きてしまわないように、餌の手抜きをしようとう地味な作戦を取りました。釣り餌用のイクラかぶろどう虫を使いますが、手抜き餌は、魚肉ソーセイジとウィンナーです(^^;

初めは子供たちに竿を持たせて、軽く手伝いをする程度。
が、しかし・・・ 全くアタリが来ない。いや、冷静に周囲を見渡せば、この夕方の時間帯にも関わらず、釣り上げている様子がない。始めに焦ったのは、祖父。孫の前でカッコいい所を見せねばと、釣竿を持つと移動を開始。

次に焦ったのは私。もし、このままボウズ(釣果なし)の場合、2匹はもらえることになっているが、その場合のコストはニジマス1匹1200円。えっ1匹1200円ですか!? これは、餌代のイクラ400円を出費して、合計2800円になっても、8匹釣り上げて、1匹のコストを350円まで下げねばなりません。と言うことで、イクラを購入。

そもそも 連休期間・・・ 魚の数より人の数が多いのではないか!?

15:50分過ぎ 開始から既に30分を経過。残り1時間10分となったところで、祖父が貴重な1匹を釣り上げました。

16時過ぎ この日最後となる、魚の放流、つまりチャンスタイム!!

直ぐに場所を移動。放流直後の養殖されたニジマスは、流れの弱いところを好みます。場所の確保さえできれば、大丈夫。こからは、子供たちにも竿を持ってもらう余裕が。

16時50分。規定となる最後8匹目を釣り上げて、魚釣り体験終了。

釣り上げた魚は実家でバター焼きになり、美味しく頂きました。

今回魚釣りを選択したことには、別の理由があります。それは、私が考える食育の一つです。生きた魚を釣り上げるだけではなく、命を大切に思い、最後までおいしく頂く。

今年は秋に開催されるフィッシングパークの釣り収め大会に参加できるかな?

2015年5月4日月曜日

在宅人工呼吸の設定変更は必要に応じて直ぐに変更してます

医療ネタです。

ここ数年で在宅人工呼吸療法は大きな変換点を迎えていると感じています。装置の高機能で小型化、バッテリー駆動時間の延長。患者さんにとっては、良い事です。でも、私が個人的に恩恵をもらっているのが、データログの解析がスムーズになったことです。

入院中と異なり、在宅では使用状況の把握は困難を極めます(^^; 日中の訪問時のヒアリングで本人は「良く眠れています」。家族も「上手に使えているみたいです」と言われれば、あぁ~そうか・・・と思ってしまいます。

それでも、血液ガス測定結果や日常のADLの様子から、う~ん なんとなく夜間の睡眠が怪しいと疑っていたわけです。今では、その場でアラームの発生状況や使用時間等の大まかな状況を把握。データーをSDカードにダウンロードして、院内で詳しく確認することができます。

そんな中 夜間NPPVを使用中の方のデータログを見ていると低呼吸とイビキが残存している。ちょうど、4月下旬に発見・・・。さて、このまま設定変更をして連休中に違和感が強くて眠れないと言われたらどうしよう・・・ いや、この低呼吸のまま連休を過ごすのもどうか・・・。

在宅だからできないと言われたくない!!

発生している低換気を改善するには、それなりに圧力を変更する必要がありそうです。基礎疾患や過去の圧力変更時の様子を考えながら、医師と相談。連休前に設定変更を実施。

現在のところ、お問い合わせの電話連絡は来ていません。

とはいえ、連休明けに再度データログ解析のために自宅訪問したいと思います。

2015年5月2日土曜日

在宅チームへの相談件数が増加中

医療ネタです。

早起きしたので、ついでにブログ更新します。


さて、ここ最近 当院の在宅チームには種々の相談が入ります。訪問診療の相談であったり、訪問リハビリテーションの相談。「相談」自体は時間がかかり、この相談が実際に訪問診療や訪問リハビリテーションに繋がるとは限らないので、効率は悪いです。しかし、地域で生じている問題点を把握するには、とても重要な時間になります。


訪問診療の相談は、神経筋疾患の方や人工呼吸器を使用中の方の相談がいくつか頂いています。訪問リハビリに関しては、地域のケアマネへの種まきが芽を出しており、続々と相談を頂いています。この訪問リハビリに関しては、医療保険で対応するのか、介護保険で対応するのか、主治医はどうなるのか?など、実際の訪問までには調整が必要となります。

私が受けた相談としては、入院中の患者さんのご家族から人工呼吸器の離脱に関してのお問い合わせを頂きました。当院に病床があれば、現在の状況を確認したうえで当院へ転院。その後、離脱へ・・・というプランが提案できるのですが。今は病床がないため、このような作戦の提案ができません。ちなみにこの件は、現在 色々調整中です。