2015年4月22日水曜日

私見 専門臨床工学技士検定試験の将来性が不安

医療ネタです。

始めに私自身は『専門臨床工学技士試験を受験して、不合格になっています(^^; これからも、試験合格を目指して勉強します。』と言う立ち位置です。既に取得されている方もいるので、不合格者の私が記載すると妬みに思われるかもしれません。

私が心配なのは、この試験の将来性です。このまま狭き門も試験が「公益社団法人」の認定試験で良いのか・・・

この専門臨床工学技士制度は、日本臨床工学技士会に所属して5年連続所属してなどハードルが高い試験です。と同時に、取得したことが自施設の診療報酬のアドバンテージにはなりません。そもそも、取得者が少ないことから、診療報酬には反映されることはありません。技士会も診療報酬に影響を与えるような資格にとは考えていないと思いますが・・・。


合格率も、ある意味で「凄い状態」です。高気圧酸素は受験者が少ないので、さておき・・・(これはこれで問題かと思いますが)合格率は1.6~17.1% 呼吸治療は、127名の受験者で2名合格で1.6%です。受験者の知識に差があることも考慮しても、合格率が低く、さらに各分野での合格率に差が大きすぎるのではないでしょうか。

JACE学術機構のHPに『医療の安全確保と質の向上に直接的に貢献するものと大いに期待』とありますが、このままのペースで取得者が出ても10年経過しても各分野で500人にも到達しないのではないでしょう。(不整脈は届くかな・・・)
違う見方をすると『直接的に貢献する技士が全国に数百人しかない』という仕組みに向かっている気がします。
既にスタートしてしまった専門制度なので、これから方向変換をすることも  無理かもしれませんが。今回の合格率や各分野の差については、内部からの発言があるべきだと思います。勝手かな・・・
 
自身の知識を高めることは必要です。それとともに、公益社団法人として「社会に貢献する臨床工学技士」の育成につながる専門制度であってほしいと思います。


もう一度書きますが・・・ 私自身も合格を目指して勉強する一人です(^^; ちなみに今回は受験していません。平成27年度の試験は受けます。







0 件のコメント:

コメントを投稿