2014年8月8日金曜日

気管切開チューブの自己抜去(+o+)

医療ネタです。

おはようございます。排痰補助装置ネタを書こうと思ったのですが、トラブルネタを先に掲載します。

呼吸療法に従事している中で、気管切開チューブの抜去は、遭遇したくないトラブルの上位だと思います。今回は、人工呼吸器を使用していないケースだったことから、大事に至らませんでした。良かった・・・。
概要を記載します。みなさまの参考になれば幸いです。

患者さんは医療機関ではなく、いわゆる介護系の施設に入居。病気の関係で、一時人工呼吸仮となるも、呼吸器からは離脱。気管切開チューブは留置したままで施設に入居。過去に何度か自己抜去をしたことがあるらしい。その時には、SpO2は低下しなかったとのこと。

某日夕方に居室内で、気管切開チューブを自己抜去。本人がコールボタンを押した?
施設内の看護師が現状把握。すぐに私の所に連絡をくれました。

・診療所から施設までは車で10分程度
・すぐに往診できる医師がいなかった。1人は診察中。もう1人は既に訪問診療に出ている状態。
・訪問診療に行っている医師が、施設に向かうには30分程度はかかる。

電話で、緊急処置対応して、施設看護師へ抜去されたカニューレの再挿入を試みてもらえるように説明、SpO2測定で酸素低下に注意をしてもらうようにお願いをして、すぐに行くことを伝えました。

私だけ施設へ直行。現状確認。施設看護師による再挿入が出来ていました。看護師さんも焦ったようです(^^;
訪問診療に出ている医師と連絡を取り、往診してもらい気管切開孔の確認をしてもらうことに。

幸い大きな事故になりませんでしたが、自己抜去は怖いです。

この自己抜去には、ちょっとした原因がありました。
この続きは明日・・・ 明日書けるかな。


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