2014年8月31日日曜日

育児をしている人に読んで欲しい「育児なし日記VS育児され日記2」

子供ネタです。

育児をしてる全ての人に読んで欲しい。育児なし日記VS育児され日記2が出ていました。
調べると販売が始まったの2013年4月・・・。

う~ん だいぶ前に販売になっていたのですね(^^;




今日はたまたま妻が本屋さんに行く用事があり、たまたま見つけたそうです。

この育児なし日記VS育児され日記(2008年10月)を読んでいた当時は、長男が生れた直後とうこともあり、読みながら「あ~ ある!!ある!!」と思ったものでした。今回「2」を読んでも、「あ~ある!!ある!!」と思って読んでいます。今妊娠中の方も、今育児で奮闘している方も、読むと優しい気持ちになるのではないでしょうか。

ちなみに「1」はこちら。


そんな優しい気持ちになった直後に次男は牛乳を床にぶちまけて、長男は紙細工が思うように作れずにグズグズに・・・。ず~っと優しい気持ちでいることは難しい(^^;

モバイルWifiをNEC Aterm PA-MR03LNへ変更予定

独り言です。

原稿の校正作業に気分に落ち込んで、なかなか前進しませんOrz



さて、我が家の通信費用は、某社の光ファイバー契約(ひかり電話使用)・プロバイダー契約。そして、夫婦が使用するガラケー代です。 あっ私が外出先で使っているモバイルWifiがあった・・・
全部足すと・・・たぶん 13000円くらいだと思うのですが・・・。

自宅はWifi環境でiPod touchを使用中。外出先でもiPod touch+モバイルWifiで何とかなるのだ!!

しかし、ここにきていくつかの問題が発生。モバイルWifiで使用していてる親機のバッテリーの劣化が激しい。 数千円でバッテリーを交換すべきか。これから秋の学会シーズン。これは、思い切って、モバイルWifiを新しくしよう!!

今回は、評判が良いのNEC Aterm PA-MR03LN。販売金額は約2万円。これに1か月1Gの約900円のデータ通信をつけてやってみようと思います。このデータ通信は3G+LTEなので、親機がAterm PA-MR03LNならば、十分に使えると思います。

外出先で1か月に1G使うという場面は、想定していません(^^;

9月1日にネットからデータ通信の契約予定なので、評価はまた後日。




 



来年1月から難病医療法が施行!!対象疾患は増えますが自己負担も増えるかも

医療ネタです。

今年5月に難病医療法が国会で成立。来年1月から施行されます。

気になるところが多々あります。
特定疾患の窓口になっている保健所の職員の皆様は、新年早々業務が増えることで大変かと思います。これを機に保健所の人員増加になればいいのですが、そうはいかないようです。

一見すると難病医療法の施行により、医療費の補助範囲が広がる印象ですが、単純ではないようです。現在の医療費の助成対象は、56疾患 78万人。これを来年の夏頃には300疾患 150万人が対象になるようです。個人的には、今まで医療費の助成がなかった疾患に対して、助成が入ることは良いことだと思います。

ただ、、、医療費には限りがあることから、今まで自己負担が無かった方に対して自己負担が生じる可能性があります。

このネタは私の業務にも関連することから、情報が入り次第記載します。

2014年8月27日水曜日

訪問診療の患者さんが亡くなられた場合には可能な限りご焼香に行きます

医療ネタです。

担当する患者さんが亡くなるというのは、正直 嫌なことです。以前もブログに記載したような気がしますが・・・ 普通 臨床工学技士は院内で患者さんが亡くなる場面に遭遇することはあっても、患者さん宅へご焼香で伺うことは無いと思います。

タイトルにも書きましたが、私は可能な限りご自宅へお伺いさせて頂いています。

本人に最後のお別れをしたいこと、家族からの話を聴きたいこと、事務的な書類や集金の関係・・・理由は色々ありますが、患者さんが亡くなられてから少し時間が経過してからお伺いしてます。

今回亡くなられた患者さん。夜間就寝時のNPPVを使用している方でした。私たちも訪問診療が始まって、少しずつ環境が整ってきて・・・ これから、もう1歩進めて行きましょうという矢先のできごとでした。

自宅へお伺いしてご家族から話を伺うことで、これまでの病気の経過や介護について話を聴き、本人が自宅にいたかったことを再認識する機会でもあります。

医療者としては、今後同じような病状の患者さんの相談をもらった時に、どのような対応が適切なのかを考える「経験の積み重ね」にもなります。

在宅医療の中で、臨床工学技士が何かできるかを考える時間でもあります。

亡くなられた患者さんのご冥福を心からお祈りいたします。

2014年8月23日土曜日

妻は呼吸器のトラブルで呼ばれ、夫はスライドを作成中

独り言です。

たった今 妻は人工呼吸器のトラブル?で病院から呼び出しがあり、出勤!!

子供は爆睡zzz

私は今日のスライドの確認(^^;


子供たちが起きている時間帯だったら、妖怪ウォッチのネタで「ママ召喚♪」なんていうノリができたかもしれません。

すまん 妻よ 帰宅するころには、俺は寝てます。

2014年8月22日金曜日

育児中のみなさま「子育て世帯臨時特例給付金」の申請をお忘れなく

子供ネタです。

最近 子供たちを寝かせつけると同時に自分も撃沈。2~3時間ほどすると、子供たちの寝相の悪さで覚醒。いや、これは俺を起こしているのか・・・ 起こしてくれてありがとう(^^)/ 父は頑張るのだ。

さて、インターネット上のニュースで「子育て世帯臨時特例給付金」の記事がありました。我が家もつい先日書類を提出したばかり(^^;
今春の消費税Upにに関係して「消費税率の引上げに際し、子育て世帯への影響を緩和するとともに、子育て世帯の消費の下支えを図る観点から、臨時的な給付措置として実施します。」とのこと。

お上が子育て世代の消費の下支えを考えてくれるならば、バラマキ的な対応ではなく、持続的な政策を展開して頂きたいものです。我が家は小さな怪獣が2人いることから、今回の給付で頂けるのは2万円(一人1万円)。

この 「子育て世帯臨時特例給付金」は、児童手当をもらっているかと言って自動的に振り込まれません。私のいる地域では、立派な書類が届きました。育児手当の継続申請の紙とは、紙質がことる両面印刷。しかも、12月までに提出が無かった場合は、受け取りを辞退したものとみなすとの記述がありました。

この「受け取り事態」の期間は、市町村により異なるそうです。
 と、いうことで・・・ 育児中のみなさま「子育て世帯臨時特例給付金」の申請をお忘れなく。

ちなみに厚労省の特設ページはこちら

2014年8月14日木曜日

抄録が1つ終了。でも未だ先が長い

独り言です。

お盆の時期になぜ、未公開ブログを公開しているか・・・それは、パソコンとにらめっこしている時間が長いのです。気分転換を含めて、ブログの文章を見直して公開しています。Upする数が多いので、気になる記事のみご参照下さい。

では、なぜパソコンとにらめっこしているのか・・・。秋の学会や研究会の抄録作成とスライド作成、そして原稿に追われています。

私の中で反省点が、今回色々ご要望を頂いたのですが、自分の容量の限界値ギリギリだったな・・・と反省。実際提出が遅れているモノばかり。関係者の皆様 すみませんm(_ _)m

その昔 母親から「呼ばれる華なんだから、呼ばれたら頑張りなさい」と。前の上司も「断ったら次はないから、なるべく受けるように」と。自分が携わっている在宅医療が注目をして頂けるのであれば・・・と、お声掛け頂いた事案は、可能な範囲で受けております。

が、想定外は原稿の執筆だった・・・これは全く未知の分野で、自分の作業時間の予測がつかなかった。執筆ででは、論文からの引用や図の作成等の抄録やスライド作成とは異なる要素が加わったからだと分析。当然と言えば当然かもしれませんが、やってみないと分からなかった。原稿関係はお盆明けに1つ、校正が来るらしい。そして、もう1つは秋までに書かねば。

そんな中、先ほど1つ終了。メール添付で提出。 「 演題名・演者名(所属・職種)を含めて全角800字以内で作成してください。」とのルールのなか、ぴったり800文字になった!!これは、ちょっと嬉しい。


今晩はもう1つ。500文字の抄録に挑戦です。みなさん よいお盆をお過ごし下さい。

幼児の箸の持ち方が気になった

子供ネタです。

だいぶ前のことなのですが、子供の保育園の保育参観に夫婦で参加して来ました。保育参観は午前中のみで、普段の保育の様子や親子で一緒に工作をしたりと楽しい時間でした。

私たち夫婦は、長男・次男の保育の様子を交代しながら見る予定でしたが、次男が大泣き。泣きながら「ママがいぃ~!!」と懇願(^^; 結局私が長男側に、妻が次男側に付きました。

「参観」なので給食の最中も親は、子供の近くで様子を見ているわけです。そんな時に気になったのが、箸の使い方。しっかり箸を持てていない子が多い印象でした。年齢的には、スプーンやフォークから箸への変更時期なので、仕方がないのでしょう。我が子は、80点。

 
私自身、幼少期に親から箸の持ち方は厳しく言われたことを覚えています。箸の練習を覚えているということは、嫌な思い出だったからど思います(^^; 私がしていた練習は、大豆を挟んで移動させるものです。

人前で食事をする際に箸の持ち方は直ぐに気が付くところです。 うちの子にも大豆で練習はさせたいと思っています。嫌だっていうかな・・・。

在宅酸素療法の注意点 その4「機種の選択」

医療ネタです。

酸素が濃くなる理由は、その3で書きました。今度は、機種の選択です。
患者さんからすると、医師から「自宅で酸素を吸いましょう」と言われて、自宅に業者から電話連絡があり「○日の△時にお伺いします」。週末でもないかぎり、酸素濃縮器は即日設置されることが多いはずです。患者さんからすると、機種の選択、業者さんの選択は難しい。


機種の選択は大きく2つ。
・酸素濃縮器
・液体酸素

○酸素濃縮器
その名の通り、空気中の酸素を濃縮してくれる。選択肢は最大流量で選ぶことが多く、選択肢は2L・3L・5L・7Lとなっている。

電気があれば、連続使用できる。電気が無ければ、使用できない(^^; 最近内部バッテリーを搭載した酸素濃縮器が出てきました。ただし、バッテリー駆動できる時間は限られていることから、注意が必要です。


○液体酸素
電気が無くても使用可能!! 東日本大震災後からにわかに注目を浴びている。(私はそう思っている) 低流量であれば、10~14日に1度の親機の交換で、すみます。
この「親機」が大きくて重い・・・。2階以上に設置するには、エレベーターが無いと無理です。そして、「親機」から「子機」へ液体酸素を移し替えるのが、少々大変。高齢者が取り扱うには、ちょっと難しいのが液体酸素です。


医師は、患者さんに在宅酸素療法を説明する中で、どのような機種が適切かを考えて、指示を出しています。

在宅酸素療法の注意点 その3「濃度の違い」

医療ネタです。

在宅酸素療法で使用される酸素濃縮器は2種類。吸着型と膜型があります。多くは吸着型。膜型の酸素濃縮器を使った記憶がない・・・。

吸着型は、ゼオライトと言われる物質の特性を利用します。このゼオライトは、窒素を吸着してくれます。空気中の窒素を吸着することで、結果、酸素濃度が濃くなります。

膜型は、酸素のみが通過する膜を利用するそうです。

で、在宅酸素療法で用いられる酸素濃縮器からの濃度は90%程度です。実際には機種や流量により異なります。取扱説明書等に92±3%という形で表記されています。

ここで、注意をしたい点が医療施設内で提供される酸素濃度は100%です。でも、酸素濃縮器から供給される濃度は約90%。たかが、10%。されど10%。在宅酸素療法で使用される低流量システム(鼻カニュラ:鼻カテ、酸素マスク)は、患者さんの1回換気量により、吸入酸素濃度も変化します。頻呼吸の患者さんや、1換気量の大きい患者さんは、吸入酸素濃度が低下するので注意が必要です。

病院内の酸素流量で自宅に帰ったら、SpO2が思ったほど上がらない・・・
そんな時は、酸素濃縮器の特性(酸素濃度がちょっと低い)ことを念頭に、本人の呼吸状態をご確認ください。





ブログ内の未公開記事を順次公開します

独り言です。

世間はお盆です。みなさん いかがお過ごしでしょうか。
私は、掃除・洗濯・抄録・原稿に追われています。

そんな中、現在使用中のBlogger内を見てみると、、、途中まで書いて、未公開の記事が多数埋没していることを発見!! いや、「発見」と書くよりは、「詳細は今度」とか「続く」と書いて、そのまま忘れ去られた記事です(^^;

少し手直しして、 順次公開します。
と言うことで、お盆の期間中に立て続けに、記事が並ぶと思いますが・・・
興味がありそうな記事のみご覧ください。

2014年8月12日火曜日

自己抜去の原因は「発声ができない不安」だった

医療ネタです。

睡眠時間が分断している管理人です(^^; ブログ書いたら寝ます。

2014/8/8に「気管切開チューブの自己抜去(+o+)」  を書きました。
自己抜去避けたいのですが・・・発生した事実は変わりなく、なぜ自己抜去になったのかの原因を追究しておくことが必要です。

今回使用していたカニューレは、ちょっと特殊。
某メーカさんのスピーチカニューレです。その名の通り、話をすることができます。

今回患者さんは、カニューレ交換後に思うように声が出ないと感じて、不安に思い、それが自己抜去につながったようです。これは私が直接本人と話をしたので、間違いありません。
交換したから声が出なくなったのではなく、いくつかの複合的要因があったと推測しています。

数日前から発熱。肺炎疑いで加療していた
→換気量の低下による発声不良

カニューレサイズの不一致
→交換している医師の話では、もう1サイズ大きくできそうとのこと

カニューレが当たる痛み
→カニューレを深めに固定すると痛みがあるようで、やや浮き気味でした。
  気管切開孔からも空気が漏れやすい状態


カニューレのサイズ交換は、物品の準備に時間が必要です。サイズの変更は可能ですが、問題は長さを短くすることが難しい。単純に気管切開チューブの選択だけなら、長さが短い種類を選択すればよいのですが、今回はスピーチカニューレ・・・選択肢が狭い。

そこで、今回はサンプルでもらってあったStoma Padを使用しました。

 私の中で「ちょっとした秘密兵器登場♪」的な感じ。

詳しくはメーカのHPで。




海外のHPはこれでいいのかな
http://www.respiralogics.com/content/silflex_stoma_pad.html

厚みのあるクッションのため、カニューレが奥まで入ることを予防しながら、気管切開孔からの空気漏れも予防。

今回の症例での欠点は、接触面で蒸れてかぶれる可能性があること。
おまけに言うと、当然ながら実費です(^^; 1個2000円くらいだったと思います。

Stoma Padを入れた途端に発声ができるようになり、患者さんからは笑みが。
この商品は厚さに種類があることから、小児領域でも使用できます。

名称はストーマパッドですが、この商品は気管切開チューブで用いる商品のようです。


2014年8月10日日曜日

在宅酸素療法をしている方へ 火の取扱いに注意

医療ネタです。

今月は研究会の一般演題で在宅酸素療法に関係するネタで発表させて頂きます。そんな資料作成の中で、どうしても触れておきたい内容が、「在宅酸素療法」と「火災」です。

この在宅酸素療法の火災情報については、以下のファイル等をご参照ください。

平成22年1月15日付け医政総発0115第1号・医政指発0115第1号・薬食安発0115第1号
厚生労働省医政局総務課長・医政局指導課長・医薬食品局安全対策課長連名通知
PDFファイルのアドレスはこちら

PMDAの医療安全情報
「在宅酸素療法時の喫煙などの火気取扱いの注意について」
PDFファイルのアドレスはこちら

神戸市消防局ホームページ「在宅酸素療法中の火災危険について」
動画のアドレスはこちら



資料を作成していて・・・ まだ在宅酸素療法の事故が続いていること。
平成22年1月に通達が出た以降も、在宅酸素療法で亡くなった患者さんがいること。
火災の原因がタバコであったり、漏電だったり。

通達がでると、一斉に「注意」する方向に向かうのですが、やはり「注意の持続」が必要。

研究会で頂いている時間は確か10分程度なので、在宅酸素療法に関係する火災動画を流して、関係者に注意喚起ができればと思っています。

ちなみに私が使用させて頂いている火災動画は、上述した神戸市消防局ホームページで紹介されている動画。以前(かなり前だったと思います) 使用にあたり、事前に使用申請のお願いをしたところ、快諾を頂きました。そのまま継続しようさせて頂いております(^^;


排痰補助装置を普及させるぞ!! その2 導入の目安

医療ネタです。

排痰補助装置ネタの続きです。その1では、保険適応について記載しました。保険適応の拡大により、対象者が増えていると思われるのですが、実際の普及にはまだまだと言った印象です。

さて、現在排痰補助装置について適切な解説がされている本は、私が知る限り「これからの人工呼吸 NPPVのすべて」(JJNスペシャル2008年9月発行)が一番です。

排痰補助装置の導入検討の一つに咳の最大流量があります。(Cough Peak Flow:CPF)

健常成人のCPFは360~960L/分と言われています。このCPFが270L/分以下になると、粘ちょう痰では自己排痰が難しいとされています。概ね270L/分以下となると排痰補助装置の導入検討が必要かと思います。

と言うことは、定期的にCPFの測定がされていることが望ましい!!

神経筋疾患等で呼吸機能の低下が見込まれる方は、定期的な肺機能検査(肺活量)を測定されていることが多いようです。(主治医の先生のお考えにもよると思いますが・・・)
咳の最大流量まで測定していることは少ないのではないでしょうか。

私の経験的に、NPPV導入の相談を頂いたケース、さらに神経疾患の患者さんで定期的にCPFを測定していたという記憶がありません・・・。

CPFを測定されてない場合には、肺機能検査の数値を保管をお忘れなく。肺活量の数値は、CPFを予測することに役立ちます。
さらに、定期的にCPFを測定されいる方。検査の際に使用するマウスピースは、しっかり口にくわえることができていますか? 病気の進行によりマウスピースでは、口角から空気漏れをすることがあります。その場合には、エアクッションマスクを用いた方法が必要です。


*今回は咳の最大流量をCPFで記載しました。Peak Cough Flow:PCFで書かれている書籍もあります。

上述した「これからの人工呼吸 NPPVのすべて」の画像をamazonから。
この本の定価は2600円です。




  


2014年8月8日金曜日

気管切開チューブの自己抜去(+o+)

医療ネタです。

おはようございます。排痰補助装置ネタを書こうと思ったのですが、トラブルネタを先に掲載します。

呼吸療法に従事している中で、気管切開チューブの抜去は、遭遇したくないトラブルの上位だと思います。今回は、人工呼吸器を使用していないケースだったことから、大事に至らませんでした。良かった・・・。
概要を記載します。みなさまの参考になれば幸いです。

患者さんは医療機関ではなく、いわゆる介護系の施設に入居。病気の関係で、一時人工呼吸仮となるも、呼吸器からは離脱。気管切開チューブは留置したままで施設に入居。過去に何度か自己抜去をしたことがあるらしい。その時には、SpO2は低下しなかったとのこと。

某日夕方に居室内で、気管切開チューブを自己抜去。本人がコールボタンを押した?
施設内の看護師が現状把握。すぐに私の所に連絡をくれました。

・診療所から施設までは車で10分程度
・すぐに往診できる医師がいなかった。1人は診察中。もう1人は既に訪問診療に出ている状態。
・訪問診療に行っている医師が、施設に向かうには30分程度はかかる。

電話で、緊急処置対応して、施設看護師へ抜去されたカニューレの再挿入を試みてもらえるように説明、SpO2測定で酸素低下に注意をしてもらうようにお願いをして、すぐに行くことを伝えました。

私だけ施設へ直行。現状確認。施設看護師による再挿入が出来ていました。看護師さんも焦ったようです(^^;
訪問診療に出ている医師と連絡を取り、往診してもらい気管切開孔の確認をしてもらうことに。

幸い大きな事故になりませんでしたが、自己抜去は怖いです。

この自己抜去には、ちょっとした原因がありました。
この続きは明日・・・ 明日書けるかな。


2014年8月2日土曜日

排痰補助装置を普及させるぞ!! その1 保険適応

医療ネタです。

私のブログでは度々登場する「排痰補助装置」ネタ
新天地でも着々と新規導入を進めています。


(写真はフィリップス・レスピロニクス E70)


ここで「排痰補助装置」の復習。

診療報酬上はC170 排痰補助装置加算 1800点

「人工呼吸を行っている入院中の患者以外の神経筋疾患等の患者に対して、排痰補助装置を使用した場合に、第1款の所定点数に加算する定点数に加算する」


(1) 排痰補助装置加算は、在宅人工呼吸を行っている患者であって、換気能力が低下し、自力での排痰が困難と医師が認めるものに対して、排痰補助装置を使用した場合に算定でき る。

(2) 注に規定する神経筋疾患等の患者とは、筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、脳性麻痺、脊髄損傷等の患者をさす。


平成22年の診療報酬の改定で医療保険で適応となりました。
平成22年当時は「人工呼吸を行っている入院中の患者以外の神経筋疾患の患者に対して、排痰補助装置を使用した場合に、第1款の所定点数に加算する。」 「規定する神経筋疾患の患者とは、筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症等に罹患している患者をさす。」となっており、神経筋疾患に限定されていました。

平成24年の診療報酬の改定時に「人工呼吸を行っている入院中の患者以外の神経筋疾患等」と「等」が付き、使用できる対象疾患が拡大されました。

脊髄損傷で自発呼吸が弱く、ご自身で痰が出せない場合には、是非 排痰補助装置の使用をご検討下さい。


その2へ続く



2014年8月1日金曜日

気管切開チューブの痰詰まりに対応開始

医療ネタです。

みなさま おはようございます。偽朝方人間の管理人です。

新規の訪問診療が始まった患者さん。先週末に気管切開チューブを交換。交換前から、吸引チューブが挿入しにくいとの話があり、痰の付着していることが想像できました。

 交換して想像以上の汚れが(^^;

 さて、どうしたものか・・・。

 こちらも訪問診療が始まった直後であり、あれこれ同時に変更していくことは難しい。

 かといって、チューブ内部が痰で閉塞しても大変です。


在宅でできることとして、まずはネブライザーから始めることになりました。追加で痰培養。

居室内の湿度(今回の患者さんは、気管切開のみ)を確認。

やれることから、一つずつ!!