医療ネタを一つ。
訪問診療で伺った患者さん宅でのこと。。。
「これ・・・ 処分に困っているんだけど」
袋をみると大量のスピリーバ・レスピマットが・・・。
おぉ~ これほど溜まっているとは。たぶん10本以上。
困っているならば、何とかせねば。
私「いいですよ~。薬局さんに聞きますよ」と安易な考えで袋ごと回収して来ました。
診療所に戻ってきてから、門前の薬局に ドラえもんに出てくる困った時ののび太君のように「すいませ~ん。教えて下さ~い」と駆け込みました。
結論から先に書くと、一度接続したカートリッジは抜かずに処分する。
処分方法は『地方自治体により定められた廃棄処理方法にしたがう。』添付文章に書いてある通り。
さて、この容器はいったい何でできているのか
インタビューフォーム(IF)で容器の材質を確認すると・・・
カートリッジ:アルミニウム,プラスチック (ポリエチレン,ポリプロピレン)
(アルミニウム製シリンダーの中は,プラスチック製容器の入った二重構造となっている。)
吸入用器具レスピマット:ステンレス,プラスチック (ポリエチレン,ポリプロピレン,ABS 樹脂)
* どちらも金属部分とプラスチック部分を分別できない。
この材料だけ見ると、どこに捨てて分からない・・・。
『地方自治体により定められた廃棄処理方法にしたがう。』
よっしゃ~ 従ってみせようではないか!!
当市にあるHPから ゴミの分別を確認。
するとその中に、在宅医療廃棄物の記載が・・・
読んでみると、燃やせないゴミとして出すような記載を発見。
当地域でスピリーバ・レスピマットを処分する場合には、燃えないゴミで出す必要があるようです。
それにしても、あれだけしっかりした構造なのに単回使用とはもったいない。
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