2013年1月10日木曜日

コーケンネオブレスダブルサクションタイプの導入に立ち会う

今日は医療ネタです。

コーケンネオブレスダブルサクションタイプ
http://www.kokenmpc.co.jp/products/medical_plastics/tracheal_tube/neobreth_ds/index.html



先日 某病院へカニューレ交換の変更するために立ち会いに行きました。先方の病院から立ち会い依頼があったわけではないのですが、私の方から立ち会い宣言!!

なぜなら、通常の気管切開カニューレと異なるからです。
特に外径(O.D)には注意が必要です。

事前にどのサイズを準備するかは、交換をして頂く医師と相談していました。こちらの「医師」は、うちのBossではありません。往診患者さんの診察でお世話になっている医師です。

みなさん。気管切開カニューレの種類を変更する場合、「8.5」や「9.0」という数字だけを見ていませんか? まだ多くのスタッフが「8.5Fr」という言い方をするのを耳にします。サクションカテーテルは「Fr」ですが、気管切開カニューレは「mm」です。

しかも内径と外径があります。
ちくわに例えると、内径が内側の直径。外径が外側を含めた直径になります。
気管切開カニューレでは内径も重要ですが、外径も重要です。メーカの種類によっては内径が一緒でも外径が異なるケースが多々あります。
同じ内径を選択したのに、挿入時に抵抗があった・・・と言うのは、外径も問題や、カフ上部吸引用のチューブの凹凸も原因と推測されます。

交換前に私がサンプルでメーカから頂いたコーケンネオブレスダブルサクションタイプを医師や病棟看護師、患者さん本人に見てもらいました。
このカニューレ、こちらの病院では初。
医師2人、看護師3人、見学2人(訪問看護管理者と私)。スタッフで埋め尽くされた個室。
万全の布陣で臨みました。
実際の交換は、とても出血もなくスムーズ!!全部で数分で終了。実際にカニューレを抜いて入れる時間は10秒ありません。

コーケンネオブレスダブルサクションタイプへ変更したということは・・・
そうです 吸引器のアモレSU-1と接続した持続吸引システムへの変更が目的です。

実際にシステムを試すのは来週終盤になりそうです。

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