2010年3月9日火曜日

ASVが奏効するか

今日は医療ネタです。
はっ 日付が大きく変わってしまいました。
いつもなら断念してしまうところですが・・・
今日は書きます!!

始めに昨今巷には「ASV」の単語が沢山あります。
今回私が使用するASVは非侵襲的換気療法で
使用されるAdaptive Servo Ventilationです。

さっそく当院にとってはしばらく使用する機会が
なかったASV君。本日久しぶりの活躍です。

画像


��具体的には使わないレンタル機器はメーカへ
 引き上げてもらいます。
 今回のASVは先週末に納品してもらいました

個人情報の関係から多くを述べることは
できませんが・・・
今回は慢性呼吸不全でNPPV導入後も
Cheyne-Stokesが残存しているいるケースです。

ことの始まりはNPPV導入時に遡ります。
在宅へBossと一緒に往診で伺い、
��PPV導入しました。
��PPVで換気補助をしている最中に傾眠傾向になり
少しCheyne-Stokesが見られました。

その時はNPPV導入したてて直ぐに機種変更をして
患者さんや家族が混乱するよりも
まずはNPPVを使用してもらうことになりました。

で、先日夜間就寝中のデータを確認したところ、
Cheyne-Stokesが出ていました。

そんなことから、今回ASVの登場です。
特徴あるフロー波形「大海カーブ」の影響か
患者さんは低い圧力でも楽そうです。


来週再度訪問してデータ確認です。


�� 余談 ~
��PAP療法をされており、Cheyne-Stokesが
ある方の場合にはASVを使用することで
Cheyne-Stokesが改善され心負担の軽減が
期待できることが報告されています。

ただし、ASVの保険点数はNPPVと同額です。
��PAPであれば3割負担の方で1ヶ月約5000円
ですが、NPPVと同額となると1ヶ月の自己負担は
��万6000円程度です。
学会や講演会等で上の先生方が上記問題を指摘されて
いますが、今春の改定では変更は無いようです。

ちなみに現在2社からCPAPの機械でありながら
バイレベルでかつCPAPと同じ保険点数の
器械があります。

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